
Wild Conversation~Music Tennis~ / YAU OPEN
date : 2024/12/4~22
Wild Conversation~Music Tennis~ / YAU OPENとは、音楽と運動を使ったアートプロジェクト「Wild Conversation~Music Tennis~」を有楽町YAU CENTERを拠点とした、約1ヶ月に渡る展覧会です。
有楽町アートアーバニズムYAUの公募プログラムの3回目として採択され実施を行いました。
「音楽ラリーを通じて、対話しながら奏でる大会です」をコンセプトにし、展示期間中は、3つのキーワードからなる大会を開催。参加者が奏でる音楽ラリーを録音し、各大会の最終日にはアルバム形式で発表しました。また、本企画を街なかへと展開する「出張!ミュージックテニス」やパフォーマンス公演、ゆ~す相談室との連携など関連企画も行いました。
また従来のWild Conversation~Music Tennis~の作品の特徴はそのままに、今回の展覧会の目的は「対話」にフォーカスを当てて、様々な形の対話(トーク、上演、設営など)をインサートし、作品の参加者との対話を試みました。
ユース世代が上の世代の相談に乗る「ゆ〜す相談室」の相談会が行われる日があれば、「カンバセーション」と題し、ゲストを招いて単なるトークではなくミュージックテニスを体験しながら対話を行ったり、「出張!ミュージックテニス」と題して、大手町のビジネス交流施設や、オフィスエントランスに作品を持ち出し、ワーカーさんたちとのミュージックテニスも試みました。
特に大手町・丸の内エリアのワーカーさんとのミュージックテニスを通じて、部活動でのハラスメントの経験、職場でのパワーハラスメントなどをスポーツ勝利至上主義・体育会系の観点(スポーツ以外の部活動)から話し合いを行えたのは、作品の意義を感じました。
YAU CENTERでの展覧会にあたっては、会期を3つに分け、それぞれにテーマ設定をしました。一週目は体育会系的な態度や勝利至上主義が孕む問題とそれに伴うメンタルヘルスを考える「スポーツとメンタルヘルスオープン」、二週目はスポーツやその現場が帯びる劇場性について考える「演技としてのスポーツ?オープン」、三週目は音楽の場と移動や運動との関係、あるいはこの作品が現れるべき次なる場所などを考える「移動オープン」と題し開催しました。
展示最終日には、パフォーマンス公演も開催しました。
ラリーにyuga omae,ゲスト奏者に野木青依、MC.sirafuを迎え、3セットマッチ+エキシビジョンマッチを模したミュージックテニスの試合を行いました。

















